2017.2.13.陽だまり
暖めます。
午後3時。
臨時の会議に
一息入れて
書類整理の
アストンさん。
窓の向こうは
晴れ渡り
街並みが遠く
見渡せます。
射し込む光と
描き出される風景に
気持ちを整えたら
次の準備へ。
暮れる前のひと時に
静かに熱を灯します。
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2017.2.12.青空冷気
通します。
午前10時。
前日には
雪が包んでいたとは思えないほど
お天気の回復した
明るい朝です。
触れる大気こそ
冷たくはあるものの
遮るものの無い陽光が
澄んだ空から照らしていて
描き出される色合いに
不思議と元気が招かれるよう。
そんな青さと眩しさに
誘われるようにして
重ね着と共に
今日の一歩を踏み出します。
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2017.2.9.雨と雪
語ります。
午前7時。
予報通りに降り出した
冬を語る白い雪。
降り来る傍から
大地に滲みて
積もる気配は
なさそうです。
ふと気付けば
それは雨に変わり
交互に繰り返すあたり
丁度
お天気の狭間のでしょう。
移り変わりを
空模様に感じながら
いつもの朝を
穏やかに迎えます。
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2017.2.8.雪の頂
白い景色です。
午後5時。
週間予報のとおり
寒さが静かにやってきました。
夜明けの町の向こうに
頂を白く染めた山が見えましたから
裾野にも
間も無く訪れるのでしょう。
戸締りをして
帰り支度を整えれば
澄んだ夜空に
月が見えます。
辺りを支配する冷気と
訪れる天気を思いながら
重ね着を整えて
いつもの道を歩みます。
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2017.2.7.風と氷と
残します。
午前8時。
朝焼けは
彼方に去り
目覚めた街並みは
明るく照らされています。
冷たさと相まって
澄んだ大気の向こう
聳える風景は
どこまでも続くよう。
足元にちらほらと
その姿を示すのは
照らされた光を白く返す
薄く張った氷です。
冷たい風と共に
季節を呼び覚まし
変わり目を迎えながら
少しずつ解けていきます。
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2017.2.6.北風
重ねます。
午前8時。
日の出は
少しずつ早くなり
照らされる風景は
彩を増しています。
瞳には
まるで春先の様ですが
まだまだと感じるのは
行き交う風の為でしょう。
大気をかき混ぜて
実感させる中
暖かな季節への
憧れを高めます。
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2017.2.5.狭間の雨
支度でしょうか。
午前10時。
予報通りに降り出した
雫の音が繰り返します。
少し強めの風は
まるで春一番のようですが
前日の
鮮やかな風景を思うと
まだまだ
北風のような印象です。
暖かさと
寒さとを繰り返す
その狭間。
過ぎ行く先にある
季節のことを
そっと思い浮かべ
窓の向こうに重ねます。
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2017.2.2.次第に早く
染まります。
午前6時。
辺りの寒さは
左程変わらないものの
歩み始めた空は
既に夜から解かれています。
東の空を背負えば
瞳の先に聳える
冬を乗り越えた木々の
赤味掛かった色合い。
肌身には寒く
瞳には暖かな
季節の狭間の中。
一日の始まりに
また一歩を踏み出します。
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2017.2.1.思うところは
分かれます。
午後6時。
予定の仕事を
切り上げて
いつもの道を
バス停へ。
気紛れ天気の
落とすのは
降るか降らぬか
一滴。
雨に備えて
急ごうか
そのうち上がると
普段の歩み
良いお湿りと
緩やかに
風情を見るのも
また一興。
とりとめのない
印象を
季節の狭間に
重ねます。
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2017.1.31.冷気の夜
澄ませます。
午後7時。
少し緩んだと思ったら
再び強まった寒さ。
行き交う人の波を抜けて
小道を少し急ぎます。
下弦の月に
瞬く星にと
寒さのために
澄んだ空。
訪れる季節を思い
少し呼吸を整えます。
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